映画

フルートベール駅で

２００９年の元日、丸腰の黒人青年が白人警官により射殺された悲劇的事件を映画化して、第２９回サンダンス映画祭の作品、観客賞など、数多くの映画賞に輝いた注目作。

サンフランシスコのベイエリアにある地下鉄、フルートベール駅。2009年の元旦を迎えたばかりのこの地で、なんの罪もない22歳の黒人青年が、白人警官たちにより拘束された末、射殺されるという悲劇的事件が発生。その現場の様子を撮影した動画が広く流出し、全米で大きな反響を呼ぶこととなった。この衝撃的事件を、これが長編デビューとなる新人監督R・クーグラーが抑制されたタッチで映画化。新人の登竜門であるサンダンス映画祭で作品、観客賞に輝いたのをはじめ、多くの賞に輝き、異例のヒットを記録した。