名匠・木下惠介監督が、第2次世界大戦末期、当時の陸軍省後援、情報局国民映画として、本来は戦意高揚のために作り上げた、ある一家の3代にわたる異色の大河ドラマ。
九州の小倉で質屋を営む高木屋。幕末の大きな転換期、旧知の小倉藩士・竹内が戦傷を負って高木屋に駆け込んできて、当代の主人・友助に水戸光圀編纂の「大日本史」を譲り渡し、友助の息子・友之丞に、自分は殿への忠義のために死ぬが、これから君たち若い者はより大きな忠義のために尽くしてくれ、と言い残して去っていく。その言葉を大切な家訓として代々受け継ぎながら、高木家では以後、さまざまなドラマが展開されていく。作品データ
- 制作年/1944
- 制作国/日本
- 内容時間/88分
- ジャンル/ドラマ
出演
役名 | 役者名 |
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高木友助 | 笠智衆 |
高木わか | 田中絹代 |
高木友之丞 | 三津田健 |
高木伸太郎 | 星野和正 |
高木セツ | 杉村春子 |
仁科大尉 | 上原謙 |
スタッフ
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監督木下惠介
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脚本池田忠雄
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撮影武富善男