
「笑い」の歴史を一身に凝縮したコメディアン・萩本欽一。東京の喜劇人たちが脈々と培ってきた「軽演劇」の伝統を次世代に残すため、最後の!?大舞台に挑む。
昭和・平成と喜劇の道を歩いてきた“欽ちゃん”こと萩本欽一。コント55号として活躍し、1980年代には同時期に視聴率30%オーバーを記録する3つの冠番組を持っていたことから、“視聴率100%男”と呼ばれた日本を代表するコメディアンだ。そんな欽ちゃんが、「THE LAST」と題した爆笑ステージを創る。【ストーリー】ある日、瓶屋「鶴亀屋」に嫁ぎ先から長女のシノ(田中美佐子)が戻ってくる。心配してついてきた欽爺(萩本欽一)と茶太郎(小倉久寛)とともに現われた彼女は、「妹のサト(谷本知美)を嫁に出すときは、相手をよく調べた方がいい」と告げる。不安を抱いた鶴亀屋の旦那(野添義弘)は、のれん分けを許し、サトを嫁がせる約束をしていた浩二郎(的場浩司)の人柄を調べるため、“5カ月間の仮の嫁”としてシノを送り込む。
そんなある日、浩二郎の店に土俵入りを見てほしいと言う関取(佐々木健介)が現われる。浩二郎は追い出そうとするが、シノはその意味を理解し、静かに金を渡す。彼女の優しさに触れ、次第に惹かれていく浩二郎。一方のシノも、仮の夫婦暮らしに安らぎを覚えていた。だが、サトを嫁がせることを願い、2人の気持ちを冷まそうと考えた鶴亀屋の旦那は、借金が原因でかつて店から追い出した新吉(風見しんご)らを雇い、策をろうする。
収録日・収録場所
- 2014年3月25日/東京 明治座
出演
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萩本欽一
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田中美佐子
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的場浩司
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小倉久寛
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風見しんご
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山口良一
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はしのえみ
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野添義弘
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佐々木健介(特別出演)
スタッフ
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作秋房子
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作君塚良一
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演出萩本欽一