映画

25年目の弦楽四重奏

結成２５年目にして存続の危機に直面することになった世界的弦楽四重奏団のメンバーたちが織り成す葛藤劇を、実力派演技陣の競演で鮮やかに描いた秀作アンサンブルドラマ。

結成以来、25年。世界的にその名と実力を知られ、それまで完璧な調和を奏でていた弦楽四重奏団の男女4人が、あるひとりの難病発覚をきっかけに、互いに不可欠だった仲間同士の間に亀裂が生じて、カルテット存続の危機へと立ち至る様子を、ドラマチックに描写。2014年2月、46歳で惜しくも急死したP・S・ホフマンをはじめ、「カポーティ」「脳内ニューヨーク」でも彼と共演したC・キーナー、「ディア・ハンター」のC・ウォーケンら、実力派演技陣が息詰まる競演を披露し、見応えのある秀作に仕上がった。