映画

バラキ

ボスの恨みを買って獄中でも命を狙われ、ついには警察側に寝返って組織の知られざる実態を洗いざらい公表した悪名高きマフィア幹部の波乱の半生を描いた実録ギャング映画。

本来は服従と沈黙が鉄則たる血の掟を破って、組織の知られざる実態を公の場で赤裸々に語り、世間を震撼させた実在のマフィア幹部、J・ヴァラキ。彼の爆弾証言に基づくP・マースのベストセラー・ノンフィクションを、イタリアの大物プロデューサー、D・デ・ラウレンティスが映画化。あのマフィア映画の金字塔「ゴッドファーザー」と張り合うようにして同じ1972年に公開され、やはり評判となった。監督・主演は、先に「レッド・サン」でもコンビを組んだT・ヤング＆C・ブロンソン。共演はL・ヴァンチュラ。