映画

ブラジル、女医ヴェロニカの欲望

「昨夜、最高のセックスをした。でもそこに愛はなかった」。ブラジルを舞台に、若く美しい精神科医ヴェロニカの苦悩と欲望、そして自身を患者とした癒やしへの日々を綴る。

「スエリーの青空」などで知られるブラジルの実力派女優、H・ゲーデスが成熟した肉体をさらけ出して熱演する官能ヒューマンドラマ。若く美しい新人精神科医のヒロインが、多くの患者たちを抱えた激務と病に侵された父親の世話との中で自らの心に虚無を抱えていく。自分自身を患者として《診察》しようとレコーダーに症状を記録するヒロインの苦悩が、体だけの関係と割り切った恋人との空虚だが最高のセックスとともに綴られる。