映画

君と歩く世界

両足を不慮の事故で失った女性は、裏社会を渡り歩く男と出会って、再び人生の活力と希望を見いだしていく。Ｊ・オディアール監督がＭ・コティヤールを主演に迎えた感動作。

「預言者」で第62回カンヌ国際映画祭のグランプリに輝いたオディアール監督が、「エディット・ピアフ～愛の讃歌～」で第80回アカデミー賞の主演女優賞に輝いたコティヤールを主役に迎え、なんとも型破りな人間ドラマを構築。不慮の事故で両足を失い、絶望の底に突き落とされたヒロインが、腕っ節の強さだけが取りえの武骨な男と出会い、再び生きる気力を取り戻していくさまを力強いタッチで綴り、観る者にも熱い感動を与えずにはおかない。独特の個性と存在感を放つ共演男優M・スーナールツの好演も見もの。