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文豪Ｅ・ヘミングウェイによる短編シリーズ“ニック・アダムズ物語”から１０本を再構成。自由を求める青年ニックの冒険を描いた。監督は「長く熱い夜」の名手Ｍ・リット。

「誰がために鐘は鳴る」「老人と海」などが高く評価されたヘミングウェイだが、短編も多数発表し、24作を発表したシリーズが“ニック・アダムズ物語”。主人公のニック青年はヘミングウェイ自身がモデルといわれるが、本作では前年の「ウエスト・サイド物語」でトニー役を好演したR・ベイマーがみずみずしく演じ、後にスターとなるP・ニューマンらが脇を固めた。監督は「長く熱い夜」「ハッド」「ノーマ・レイ」などを残した名手M・リット。シネスコ画面を活かした雄大な映像も見もの。本邦未ソフト化の貴重作。