映画

恋と愛の測り方

結婚３年目の夫婦がそれぞれ気になる相手と一夜を過ごすことになる。２人が取った行動は……。人気スター同士、Ｋ・ナイトレイとＳ・ワーシントン共演のラブストーリー。

「ジャケット」の脚本を担当したM・タジェディンが、以前から交流のあったナイトレイ（「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズ第1〜3作）を主役に起用し、初監督に挑戦。主役の2人のほか、E・メンデス、G・カネら実力派同士が見せる演技合戦が魅力的。一夜だけ、別々に過ごすことになった夫と妻が取る行動をリアルな息遣いで抽出し、全シーンをサスペンスのように撮ったという、女性監督らしい繊細さも。男性は誘惑に負け、女性は寸前で踏みとどまるという、思わず“あるある”とうなずく心理描写も巧みだ。