
ロシア芸術の伝統が流れる聖地で行なわれた白夜音楽祭で辻井伸行が、3大ピアノ協奏曲の一つであるチャイコフスキーに挑み、熱狂させたコンサートをお届けする。
チャイコフスキー、ハチャトゥリアン、プロコフィエフ、ストラヴィンスキー、ショスタコーヴィチ、ムソルグスキーなど多くの著名な作曲家を育んだロシアの大地で、現在世界的に注目されているコンサートホールが、サンクトペテルブルクにあるマリインスキー劇場だ。「眠れる森の美女」「くるみ割り人形」といったロシア・バレエ音楽を代表する作品の初演の地と知られ、人気・実力・名声を持ち、名実ともにロシアを代表する世界的指揮者ヴァレリー・ゲルギエフが芸術監督兼総裁を務めることでも有名だ。2012年7月、そのマリインスキー・コンサートホールに、日本の若きピアニスト辻井伸行が登場した。サンクトペテルブルクに世界中のスターが集う音楽祭「白夜祭」において、その創設者でもあるゲルギエフ自身がタクトをとり、彼と強い絆で結ばれているマリインスキー劇場管弦楽団とともに、チャイコフスキーの「ピアノ協奏曲第1番」を演奏する
ソリストとして辻井が選ばれたためで、このニュースは大きな話題となり、多くのメディアで報じられ、ドキュメンタリーとしても取り上げられた。そんな巨匠と注目株の奇跡の共演の模様を放送する。
楽曲情報
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チャイコフスキー ピアノ協奏曲第1番
出演
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指揮者ワレリー・ゲルギエフ
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オーケストラマリインスキー劇場管弦楽団