革命成立直後のキューバを舞台に、周りの連中を“低開発”と見下す西欧かぶれのひとりのブルジョワ男の人生を皮肉たっぷりに描いた、ラテン・アメリカ映画史上屈指の名作。
キューバ革命成立後の1961年、カストロ首相による社会主義国家宣言が出されるなか、富裕層の多くが国外へ亡命する道を決断。最近は何かと煩わしかった妻も国外へと去るなか、資産家のセルヒオは、単身ハバナにとどまることに。やがて街で若い美女のエレーナと出会った彼は、早速彼女を誘惑して、前妻同様、彼好みの都会的で洗練された女性に仕立てようと試みるが、やはり彼女も“低開発”のひとりに過ぎず、幻滅を味わう。作品データ
- 原題/Memorias Del Subdesarrollo
- 制作年/1968
- 制作国/キューバ
- 内容時間(字幕版)/97分
- ジャンル/ドラマ
出演
役名 | 役者名 |
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セルヒオ・カモーナ・メンドーヨ | セルヒオ・コリエッリ |
エレーナ | デイジー・グラナドス |
ノエミ | エスリンダ・ヌニェス |
パブロ | オマール・バルデス |
本人 | エドムンド・デスノエス |
スタッフ
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監督トマス・グティエレス・アレア
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製作ミゲル・メンドゥッサ
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脚本トマス・グティエレス・アレア
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脚本エドムンド・デスノエス
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撮影ラモン・スアレス
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音楽レオ・ブロウェル