映画

ジュリエット・ビノシュ in ラヴァーズ・ダイアリー

援助交際をするパリの女子大生たちへの取材を通して自らの生き方の見直しを迫られる女性記者を、Ｊ・ビノシュが鮮烈に演じて論議を呼んだ、本邦劇場未公開の衝撃の問題作。

現代のパリにおける売春事情をレポートすべく、援助交際をする女子大生たちへの取材を始めた女性記者。今日の自由で開放的なエロスを体現する若い娘たちに接して、これまで家庭生活に何かと縛られ、自らの欲望を抑えつけて生きてきたヒロインが次第に生まれ変わっていく姿を、赤裸々なタッチで描写。ポーランド出身の女性監督M・ズモウスカと「トスカーナの贋作」の人気実力派女優ビノシュがコンビを組んで、観る者を鋭く挑発する本作は、数多くの国際的映画祭で上映されて論議を呼び、大きな話題を集めた。