映画

ヒマラヤ　運命の山

１９７０年、ヒマラヤ山脈の高峰ナンガ・パルバートにそそり立つ、前人未到の難壁の初登攀に成功した登山家兄弟の運命の明暗を、実話をもとに映画化した重厚な山岳ドラマ。

ヒマラヤ山脈の高峰ナンガ・パルバートの南側に険しくそそり立つルパール壁。標高差が4800mと世界最大を誇り、それまで前人未到だったこの屈指の難壁の初登攀に、1970年、若き登山家兄弟がついに成功。しかしそれは、文字通り兄弟の生死を分けて多大な痛みと損失を伴い、その評価をめぐって後にさまざまな論争・対立が生じることにもなった。この山岳史上有数の歴史的事件の全容を、生き残った兄弟の兄R・メスナー本人の監修のもと、「ふたりのロッテ」のJ・フィルスマイアー監督が息詰まるタッチで綴る。