映画

次郎長三国志

おなじみ、清水の次郎長一家の面々が織り成す義理と人情味にあふれた多彩な人間模様を名匠・マキノ雅広監督が緩急自在に綴った、東映版娯楽任侠群像劇シリーズの第１作。

日本映画界の黄金時代を質量ともに支えた屈指の名匠・マキノ雅広監督。彼が村上元三の原作をもとに、かつて東宝で全9部作として映画化した傑作娯楽任侠群像劇シリーズを、それから約10年後に、今度は東映で全4部作として再映画化。東宝版の小堀明男に代わって、東映版で一家の親分たる主人公・次郎長を演じるのは鶴田浩二。その恋女房のお蝶役に佐久間良子。またその子分勢には、法印大五郎役の田中春男をのぞいて、東宝版からメンバーが一新して、山城新伍、大木実、松方弘樹らが集い、愉快な競演を披露する。