映画

チェイサー

政財界を揺るがす極秘の怪文書をめぐって、手に汗握る争奪戦が展開。主演のＡ・ドロンを筆頭に、共演陣にも錚々たる顔ぶれがそろったスリル満点のサスペンス・アクション。

今しがた、ある男を殺してきた、と、早朝の予期せぬ時間に親友の訪問を受け、ドロン演じる主人公が彼から衝撃的な告白を聞かされるところから、映画は幕が開き、以後、息つく暇もないうちにスピーディーかつスリリングに物語が展開。ご存じ「太陽がいっぱい」でもドロンと共演したM・ロネをはじめ、当時ドロンとは公私にわたる良きパートナーだったM・ダルク、イタリアの美神O・ムーティ、怪優K・キンスキー、等々、共演陣も豪華で充実。見応えのある一作に仕上がった。監督は、「愛人関係」のG・ロートネル。