松尾スズキのグロテスクで悲喜劇的な世界が凝縮されたステージ。奇妙な共同体・クマギリ第三農楽天を舞台に、さまざまな登場人物が入り乱れ「ぬるい地獄」が出現する。
1999年に初演し、第3回鶴屋南北戯曲賞にもノミネートされた、「母を逃がす」が再演された。初演当時は問題作として注目を集めた本作。物語は、「自給自足自立自発の楽園」をスローガンにした東北の農業コミューンを舞台に、頭目・雄介(阿部サダヲ)の苦闘を通して、閉鎖的共同体の日常生活を滑稽でありつつも切なくしみじみと描き、人間世界の何たるかを決然と表現している。演目
- 大人計画全体公演「母を逃がす」
収録日・収録場所
- 2010年12月1日/東京 本多劇場
出演
-
阿部サダヲ
-
宮藤官九郎
-
池津祥子
-
顔田顔彦
-
宍戸美和公
-
宮崎吐夢
-
猫背椿
-
皆川猿時
-
村杉蝉之介
-
田村たがめ
-
荒川良々
-
近藤公園
-
平岩紙
-
少路勇介
-
松尾スズキ
スタッフ
-
作・演出松尾スズキ