世界中で読み継がれている最高傑作が待望の日本初演。初のミュージカル単独主演となる松たか子が、珠玉のラブストーリーに挑む。
ブロードウェイでトニー賞5部門ノミネート、ドラマ・デスク賞最優秀女優賞受賞の珠玉のミュージカル「ジェーン・エア」が日本上陸!
原作は、シャーロット・ブロンテの最高傑作であり、妹エミリー・ブロンテの「嵐が丘」とともに、激しい情熱と強い意志を内に秘めた女性を描き、いまなお世界中で読み継がれている文学史上不朽の名作。たびたび映像化もされた本作を、「レ・ミゼラブル」で知られる演出家ジョン・ケアードが、自ら脚本を手がけミュージカル化。1996年カナダ・トロント、2000年ブロードウェイでのロングラン公演を経て、今回、待望の日本初演を迎えた。日本公演では、ブロードウェイでの成果を踏まえてジョン・ケアード自身が再び脚本・音楽を練り直し、新たに演出。ブロードウェイ版よりさらに練り上げた、ミュージカル「ジェーン・エア」完全版が日本で実現した。
タイトル・ロールには、数々の舞台やドラマ、映画への出演、そして歌手としても幅広く活動し、高い評価を得ている松たか子。「ミス・サイゴン」や「ラ・マンチャの男」などで絶賛をあびている彼女にとって、この作品がミュージカル初の単独主演作となる。相手役は「レ・ミゼラブル」「ミス・サイゴン」をはじめとする名作ミュージカルで活躍目覚しい橋本さとし。ほか共演者には、1年半に及ぶオーディションで厳選された実力派キャストが揃った。
規律厳しい社会の中で、時代に立ち向かい、強く逞しく愛に生き抜いた一人の女性。必死に生きる中で、人を愛し、ゆるし、信じることを知っていく姿は、現代を生きる私たちに何を問いかけるのか。ぜひその答えを見つけて欲しい。
<ストーリー>
両親を突然の病気で亡くしたジェーン・エア(松たか子)は寄宿学校に預けられる。劣悪な環境の学校で教師の虐待や親友の死に耐えて成長し、やがて自立の志を持った彼女は教師の資格を得て、地方の富豪の邸に家庭教師として赴任する。邸の主人ロチェスター(橋本さとし)の謎めいた挙動に不審を感じながらも少しずつ彼に魅かれていくジェーン。身分の違いゆえに苦しむ彼女だったが、2人はやがて行き違いを乗り越えて愛を誓う。しかしその時、隠されていたロチェスターの過去が暴かれる…