
芸術品とも言うべき高い完成度を誇り、年間約40種類・5億枚が発行される日本の切手。デザイン現場に潜入し、切手から文化を発信するデザイナーたちの情熱に迫る。
“趣味の王様”と称される切手収集。この分野で芸術的な美しさや完成度により、世界中のコレクターを魅了しているのが日本の切手だ。これらのデザインから発行までの全てを手がけるのは、若干6名の切手デザイナー。以前は郵政省の技芸官、現在は郵便事業(株)に勤務するデザイナーだ。秘密のベールに包まれた切手デザインの現場に潜入し、数センチ四方のキャンバスから日本の文化を発信する彼らの高度な技術と情熱に迫る。