映画

死刑台のエレベーター

フランスの名匠ルイ・マル監督が１９５８年に発表した同名傑作サスペンスを、物語の舞台を現代の日本に移し、緒方明監督が吉瀬美智子＆阿部寛の共演でリメイクした話題作。

愛する1組の男女が周到に立てた、完全犯罪の殺人計画。ところが、首尾よく殺人を終えた後、男がビルのエレベーター内に閉じ込められてしまったことから、2人の計画は予定通りに行かず、女は会えない男を捜し求めて夜の街をあてどなくさまようことに。マル監督のオリジナル版ではジャンヌ・モローが鮮烈に演じたヒロインを、本作ではこれが映画初主演となる吉瀬美智子が体当たりで力演するほか、阿部寛、北川景子、玉山鉄二ら、美形の人気俳優たちがずらり顔をそろえ、クールでスタイリッシュなドラマに彩りを添える。