映画

ティーンエイジ・パパラッチ

人気俳優でもあるＡ・グレニアーの監督挑戦第２作。わずか１３歳でセレブを狙うパパラッチとなった少年の姿を通じ、セレブをめぐる現代社会のゆがみに斬り込んでいく佳作。

人気TVドラマ「アントラージュ★オレたちのハリウッド」でブレイクしたスター俳優にして、ドキュメンタリー映画の監督としてもデビューを果たしたA・グレニアーの監督第2作。まだ幼さの残る13歳の少年パパラッチ、オースティンに密着取材し、興味深いパパラッチ・カメラマンの生活とともにひとりの少年でもあるオースティンの素顔、そしてセレブとパパラッチの奇妙な共生関係を浮き彫りにする。メディアの高度な発達で、著名性の意味合いが変質した現代社会のゆがみを浮き彫りにする力作だ。