井上靖の小説「通夜の客」を五所平之助監督が映画化。日蔭の女として妻子ある男に熱愛を捧げるヒロインを有馬稲子が好演し、彼女の代表作の1本となった、秀作メロドラマ。
終戦から4年経ったある日、中国地方の山奥の村から久々に上京して旧友たちと飲んで浮かれていた元新聞記者の新津礼作が、思いがけず急死。未亡人となった彼の妻・由岐子や2人の遺児、元同僚らが揃って通夜が行われている席へ、見知らぬ女性が姿を見せ、焼香をしてまた静かに去っていく。遺族や参列客たちは、一体あれは何者かと不審がるが、実は彼女・水島きよは新津の愛人だった。きよは、ひとり静かに新津との過去を回想する。作品データ
- 制作年/1960
- 制作国/日本
- 内容時間/98分
- ジャンル/ドラマ
出演
役名 | 役者名 |
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水島きよ | 有馬稲子 |
新津礼作 | 佐分利信 |
秀弥 | 乙羽信子 |
新津由岐子 | 丹阿弥谷津子 |
おはん | 高橋とよ |
町子 | 川口京子 |
スタッフ
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監督五所平之助
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製作坂井禅互
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脚本八住利雄
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撮影竹野治夫
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音楽芥川也寸志