映画

新釈・四畳半襖の下張り

伝説のセクシー女優にして映画監督の愛染恭子が、傑作春本小説「四畳半襖の下張」を映像化した注目作。男女の駆け引きを軸にノスタルジーあふれる官能の世界が展開する。

永井荷風の作とされる伝説の春本「四畳半襖の下張」を、こちらもセクシー女優として伝説を残す愛染恭子が映像化した官能ドラマ。監督としてすでに10作以上を手がける彼女にとっても、大きなチャレンジとなる力作となった。昭和初期、まだ江戸情緒を残す深川の花街を舞台に、愛欲と情念に彩られた男と女の駆け引きがノスタルジーあふれるタッチで描かれる。ヒロインの芸妓には、人気セクシー女優の麻美ゆま。昭和のエロティシズムを感じさせる官能場面はもちろん、しっとりとした色香を漂わせる彼女の演技も見どころだ。