映画

砂漠の鬼将軍

第２次大戦下のアフリカ戦線において“砂漠の狐”との異名をとったナチス・ドイツの智将ロンメル元帥。その死の背後に秘められた真相をスリリングに綴った秀作戦争ドラマ。

第2次大戦中、その巧みな戦略戦術で勇名を轟かせたナチス・ドイツきっての智将、ロンメル元帥。しかし、次第に戦局がドイツに不利に傾く中、前線での状況がナチスの上層部へ正確に伝わらないことに不平不満を募らせ、やがてヒトラー暗殺計画へと加担していくさまを、スリル満点に描写。後半の劇的展開は、近年のトム・クルーズ主演の大作「ワルキューレ」ともダブるので、映画ファンはぜひ見逃しなく。主人公のロンメル元帥役を鮮やかに演じて絶賛を浴びたJ・メイソンは、2年後の「砂漠の鼠」でも同じ役柄を再演。