映画

眠狂四郎無頼控　魔性の肌

市川雷蔵がはまり役のニヒルな剣士・眠狂四郎を演じた、人気娯楽時代劇シリーズの第９作。“今宵また、抱いた女体に殺気が走る！　抱いて燃えず、斬って冷たし円月殺法！”

この第9作では、黄金のマリア像を京まで運ぶに当たって、その護衛役を頼まれた主人公の狂四郎が、その秘宝を付け狙う隠れキリシタンの一味と熾烈な攻防戦を繰り広げながら、苦難の旅を続ける様子をスリリングなタッチで描写。一味の首領役を成田三樹夫が貫禄たっぷりに演じ、狂四郎と息詰まる対決を繰り広げるほか、鰐淵晴子がその印象的な美貌と清純可憐な魅力を存分に披露。監督は、第4作に次いでシリーズ2度目の登場となった池広一夫。