映画

少林寺三十六房

１７世紀の中国で、極悪非道な将軍を倒すべく少林寺で武道の修行に励んだ実在の英雄、劉三徳（リュー・サンダ）を主人公にしたカンフー映画の古典的名作。３部作の第１作。

日本では、若き日のジェット・リーが主演した「少林寺」の大ヒットを受ける形で劇場公開されたものの、本来、先に作られ、少林寺ブームの火付け役となったのは実はこちらの作品。“カンフー映画史上3本の内に入る偉大な作品”と本作を熱愛するクエンティン・タランティーノ監督が、主演のリュー・チャーフィを「キル・ビル」2部作に起用し（ゴードン・リュー名義で出演）、オマージュを捧げたのも有名。主人公がさまざまな武術の訓練に励む特訓シーンが、ユーモラスであるだけでなくて大迫力で、何より見ものだ。