映画

疾走

直木賞作家・重松清の同名小説を映画化。手越祐也が激しい運命に揺さぶられる主人公役を熱演したヘビーなドラマ。監督は「ホールドアップダウン」「天の茶助」のＳＡＢＵ。

「ビタミンF」で直木賞を受賞した人気作家・重松の衝撃作を、監督としても俳優としても活躍するSABUが監督して映画化。主な舞台は干拓地の町。そこでは互いに相いれない沖と浜の2地域が対立しているが、優等生だった兄が起こしたある事件によって過酷な運命に巻き込まれる少年の物語。当時はアイドルだった手越が主人公の少年に扮し、映画初主演ながらも重い大役を演じ切った。相手役は「獣道」「マイスモールランド」の韓英恵、加えて「あちらにいる鬼」の豊川悦司が語り部でもある神父役で物語を引き締める。