
現代社会に対して常に果敢に挑み続けた鬼才・大島渚監督が昭和44年、当時現実に起きた事件をもとに“当たり屋”を商売とする少年の姿を苛烈なタッチで描いた屈指の傑作。
“少年”の家族は、傷痍軍人の父親、その後妻で少年にとっては継母にあたる母親、彼女が生んだ子でまだ幼い弟・チビの4人。彼らは少年と母が道を走る車に自分からぶつかり、脇で見ていた父がドライバーに食ってかかっては示談金をゆすり取る、“当たり屋”だ。一家は全国行脚の旅を続けるが、度重なる仕事のせいで少年は傷だらけになり、それを不審に思った者が現われ、警察は事故の検証へ。一家は東北、北海道を必死で逃げ回る。作品データ
- 制作年/1969
- 制作国/日本
- 内容時間/98分
- ジャンル/ドラマ
出演
役名 | 役者名 |
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父 | 渡辺文雄 |
母 | 小山明子 |
少年 | 阿部哲夫 |
チビ | 木下剛志 |
スタッフ
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監督大島渚
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製作中島正幸
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製作山口卓治
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脚本田村孟
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撮影吉岡康弘
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撮影仙元誠三
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音楽林光