
つげ義春の漫画を、山下敦弘監督が尾野真千子らの共演で映画化したロードムービー。映画監督と脚本家と女性。3人は何か目的があるでもなく、だらだらとした時間を過ごす。
ある冬の日。駆け出しの映画監督・木下と脚本家の坪井は、共通の知人である俳優・舟木に誘われ、東京を旅立って鳥取のとある駅へ。だが発起人の舟木は来ない。ほとんど面識のない木下と坪井は途方に暮れながら舟木を待ちつつ、当てもない旅を始める。その矢先、海岸を歩いていた2人の前に裸同然で走ってきた若い女性が倒れ込む。その女性・敦子は何を思ったか冬空の下で泳いでいたところ、服も荷物も海に流されてしまったという。