映画

ドリーマーズ

１９６８年の５月革命に揺れるパリを舞台に、映画を介して知り合った姉弟と米国人留学生の奇妙な三角関係を、名匠Ｂ・ベルトルッチが濃密な官能描写を交えて描いた話題作。

1968年の5月革命に揺れるパリの街頭の喧騒をよそに、アパートに閉じこもり、自由奔放にして純粋無垢なる性の秘儀に耽溺していく若い男女3人の姿を、かつて「ラストタンゴ・イン・パリ」で一世を風靡したベルトルッチ監督が再び濃密な官能描写を交えて活写。と同時に、無数の映画的引用を劇中に盛り込み、ヌーヴェル・ヴァーグ賛歌を高らかにうたい上げた一作が本作。後に「007／カジノ・ロワイヤル」などで活躍する美人女優E・グリーンが、魅力的な肢体を惜しげもなくさらした熱演も見ものといえよう。