
壺井栄の原作をもとに、瀬戸内海の小島の分教場に赴任してきた女性教師とその生徒たちとの心の交流を叙情性豊かに綴り、木下惠介監督の名声と地位を決定づけた古典的名作。
昭和3年。瀬戸内海に浮かぶ小豆島の小学校の分教場に、女学校を卒業したばかりのハイカラな女性教師、大石久子が赴任。12人のかわいらしい1年生は彼女のことを“小石先生”と呼んでなつく。ある日彼女が思いがけず骨折し、しばらく学校を休むことになったときには、生徒全員がはるばる長い道のりを歩いて彼女に会いに来て久子を感動させる。だが、やがて時代の流れは久子や彼女の教え子たちを戦争の激しい嵐に巻き込んでいく。作品データ
- 制作年/1954
- 制作国/日本
- 内容時間/157分
- ジャンル/ドラマ
出演
役名 | 役者名 |
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大石久子 | 高峰秀子 |
大石久子の夫 | 天本英世 |
分教場の男の先生 | 笠智衆 |
岡田磯吉 | 田村高廣 |
久子の母 | 夏川静江 |
男の先生の妻 | 浦辺粂子 |
香川マスノ(成人後) | 月丘夢路 |
スタッフ
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監督木下惠介
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製作桑田良太郎
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脚本木下惠介
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撮影楠田浩之
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音楽木下忠司