映画

六月の蛇

脅迫電話がもとでセックスレスの夫婦の関係に変化が生じるさまを鮮烈なエロスとともに描き、塚本晋也監督がヴェネチア国際映画祭で審査員特別大賞に輝いた衝撃作。

セックスレスの生活を送ってきた夫婦の妻が、謎のストーカーから脅迫を受けるようになったことから、彼らの関係に劇的な変化が生じていくさまを、日本が世界に誇る鬼才、塚本監督が、盗撮や生々しいエロスなど、刺激的な題材を随所にちりばめながら鮮烈に描写。恥辱と恐怖の体験をくぐり抜けた末に自らの欲望とエロスを大胆に解き放っていくヒロインを、「冷血の罠」の黒沢あすかが官能的魅力たっぷりに熱演。共演はコラムニストとして知られる神足裕司など。