映画

ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ［R15＋指定版］

今は亡きフランスの才人Ｓ・ゲンズブールが、当時の公私にわたる名パートナー、Ｊ・バーキンを主演に据え、先にヒットした同名曲をモチーフに初監督を手掛けた異色問題作。

歌手、作詞・作曲家、俳優、映画監督、小説家など、20世紀のフランス文化を代表する屈指の才人として幅広く活躍したゲンズブール。そんな彼が、バーキンとのデュエットで先に発表し、そのきわどい性表現で物議を醸した同名のヒット曲をモチーフに、映画監督業に初挑戦。バーキン演じるボーイッシュなヒロインが、ふと巡り合った美青年に恋するものの、相手が同性愛者だったことから苦悩するさまを痛切かつ赤裸々に描く。共演は、アンディ・ウォーホル製作のアングラ映画で数多く主演を務めたJ・ダレッサンドロ。