映画

嗚呼！！花の応援団

２０１４年８月２６日、７６歳でこの世を去った鬼才・曽根中生監督が、同名の人気漫画をもとに、大学の応援団の連中が繰り広げる珍騒動を描いて大ヒットした爆笑コメディ。

「〓女郎市場」など、当時日活ロマンポルノの鬼才として活躍していた曽根監督が、彼にとっては初の一般映画として、雑誌「週刊漫画アクション」に連載されていた同名人気漫画の映画化に挑戦。大阪の三流大学の応援団に集った個性豊かな面々が奇想天外な珍騒動を繰り広げるさまを徹底的にナンセンスかつアナーキーに描いて、意外にもこの年の日活映画最大のヒットを記録。以後、2本の続編が同監督の手で作られたほか、1996年には、本作の出演者のひとり、高瀬将嗣が監督を務めた平成版のリメイク映画も作られた。