映画

ブレア・ウィッチ・プロジェクト

ドキュメンタリーを撮影中、森に消えた若者３人に何が起きたのか。低予算だが疑似ドキュメンタリーというアイデアが評判を呼んで大ヒットしたホラー。続編２本も作られた。

一説によると6万ドルの製作費ながら、全世界で合計2億ドル以上も稼いだ伝説的作品。消えた学生の遺留品であるテープやフィルムを再構成した、という設定の擬似ドキュメントだが、ビデオ映像や稚拙な16mmフィルムの映像がリアリティたっぷりな上、副読本の刊行やホームページなどクロスメディアで《ブレアの魔女》の伝承と消えた学生の謎を演出。怖いもの見たさの感情に訴える新感覚ホラーとされ、いわゆる“POV方式”の作品が増えるきっかけになった。2016年には続編「ブレア・ウィッチ」も作られた。