映画

狂ったバカンス

１９６０年代を代表する人気青春アイドルＣ・スパークが、小悪魔的な魅力を振りまいて中年男をすっかり翻弄する少女を嬉々として演じた、ファン必見のバカンスムービー。

伯父はベルギーの元首相、父親は往年のフランス映画界を代表する脚本家という名門一家に生まれ育ち、1960年代、まだ十代の若さで主演した「十七歳よさようなら」や「太陽の下の18才」でそのはつらつとした愛らしい魅力を発揮し、欧米だけでなく日本でも絶大な人気を博した青春アイドル、スパーク。そんな彼女が、ここでは中年のプレイボーイをすっかり振り回して翻弄する小悪魔的な少女に扮して、その持ち味を存分に発揮。一方、中年男の悲哀を体現するのは、「Mr．レディMr．マダム」のU・トニャッツィ。