映画
浮き雲(1996)

1/10(金)午後0:00

1/27(月)午前6:00

浮き雲(1996)

フィンランドの名匠である、映画作家A・カウリスマキ監督による秀作。つつましくも幸せな結婚生活を送る中年夫妻に突如襲いかかる、不条理なほど不運が続く毎日を描いた。

「過去のない男」「街のあかり」へ続く、カウリスマキ監督の“フィンランド3部作”第1作。同監督らしいシンプルなスタイルで、中年夫妻が苦節を重ねた末、人生にかすかな希望を見いだすまでを、どこまでも淡々とクールに描写。同監督のまなざしが味わい深いユーモアと哀愁を醸す、愛すべき秀作ヒューマンドラマだ。夫妻を好演したのはカウリスマキ作品の常連、K・ヴァーナネンとK・オウティネン。また本作はやはりカウリスマキ作品の常連として親しまれ、1995年に逝去した俳優M・ペロンパーにささげられた。

浮き雲(1996)

フィンランドの名匠である、映画作家A・カウリスマキ監督による秀作。つつましくも幸せな結婚生活を送る中年夫妻に突如襲いかかる、不条理なほど不運が続く毎日を描いた。

ヘルシンキの市電の運転士ラウリは、突然リストラに遭って失業。再就職もままならず、酒を飲む日々が続く。一方、レストランで給仕長を務める、彼の妻イロナも店が大手チェーンに買収され、失業してしまう。やがてラウリはバスの運転手として雇われるが、健康診断で聴覚異常が見つかり、職も運転免許も失い、ショックで卒倒。イロナも再就職先で給与をもらえないなど、不運と災難が続き、金にも運にも見放された夫妻だったが……。

作品データ

  • 原題/Kauas Pilvet Karkaavat
  • 制作年/1996
  • 制作国/フィンランド
  • 内容時間(字幕版)/95分
  • ジャンル/ドラマ

出演

役名 役者名
イロナ カティ・オウティネン
ラウリ カリ・ヴァーナネン
スヨホルム夫人 エリナ・サロ
フォルストロム マッティ・オンニスマー
写真の少年 マッティ・ペロンパー

スタッフ

  • 監督
    アキ・カウリスマキ
  • 製作
    アキ・カウリスマキ
  • 脚本
    アキ・カウリスマキ
  • 撮影
    ティモ・サルミネン

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ユーザーレビュー

現在、1件のレビューが登録されています。

  • ネタバレfinland

    • ★★★★☆
    • Elcielo
    • 2008/11/17 18:35

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