映画

タイ・カップ

生涯打率３割６分７厘という大リーグ史上最高記録を残し、“球聖”と呼ばれた名打者タイラス・カッブの知られざる生涯を、ユニークな視点から再現したスポーツ伝記ドラマ。

“球聖”カッブ（日本人は“カップ”と呼ぶことが多いが、原音は“カッブ”に近い）に扮するのは、「逃亡者」でアカデミー助演男優賞に輝いた実力派T・L・ジョーンズで、監督と脚本を手がけたのは、「さよならゲーム」で野球を、「ティン・カップ」でゴルフをと、ケヴィン・コスナー主演でプロ・スポーツの世界を描いてきた名手R・シェルトン。この魅力的な顔合わせがありふれたアメリカンドリームと一線を画したカッブの男臭い生きざまをバイタリティ豊かに見事に描ききっており、野球ファンならずとも楽しめる。