
耽美派の文豪、谷崎潤一郎が晩年に発表した同名小説を、名匠・市川崑監督が大胆なタッチで映画化した文芸ドラマ。第13回カンヌ国際映画祭で審査員賞に輝いた。
古美術の鑑定家として知られる剣持は、初老を迎えて下降線をたどる精力を取り戻したいと病院通いを続けていた。というのも、美しい妻・郁子の旺盛な欲望に応えることができなくなってきたからだった。一方彼は、病院のインターン医師・木村を娘の敏子の婿にどうかと考えていたが、いつしか木村が郁子へと向ける視線に嫉妬を覚えていく。だが、それが衰える彼の性欲には刺激となり、むしろ木村が妻に近づくよう仕向けるのだが……。作品データ
- 制作年/1959
- 制作国/日本
- 内容時間/108分
- ジャンル/ラブロマンス/青春
出演
役名 | 役者名 |
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郁子 | 京マチ子 |
敏子 | 叶順子 |
剣持 | 二代目中村鴈治郎 |
木村 | 仲代達矢 |
はな | 北林谷栄 |
石塚 | 菅井一郎 |
スタッフ
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監督市川崑
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脚本市川崑
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脚本和田夏十
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脚本長谷部慶治
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撮影宮川一夫
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音楽芥川也寸志