映画

恋しくて

はみ出し者である高校生男女と学園一の美少女。切ない三角関係をユーモアもふんだんに交えて描く、感動のラブストーリー。青春映画の巨匠Ｊ・ヒューズが製作と脚本を担当。

ヒューズとH・ドイッチ監督が再び組み、ヒット作「プリティ・イン・ピンク　恋人たちの街角」の翌年、同作品と反対に、今度は少年が少女に片思いするストーリーを描き、やはり成功した傑作。真の主人公は、勝ち気でボーイッシュだが、自分と同じ、はみ出し者タイプの同級生キースが好きな女子高校生ワッツ（M・S・マスターソンが好演）。しかしキースは美少女アマンダに憧れ……。ヒューズならではのいきいきとしたせりふの数々は若者の普遍的な魂の叫びに満ち、特にキースの最後のせりふにぐっと胸をつかまれる。