映画

七年目の浮気

Ｍ・モンローが主演し、名匠Ｂ・ワイルダーが監督。地下鉄の通風口の風がモンローのスカートをめくり上げるという名場面が今も伝説的に語られることが多い艶笑喜劇の逸品。

“永遠のセックスシンボル”モンローの魅力を、後にモンローの代表作の1本となる名作「お熱いのがお好き」も手掛ける名手ワイルダー監督が引き出した、実に楽しい1本。妻子が留守中であるサラリーマンが、魅力的な若い女性（モンロー）と出会い、心を奪われる。ちょうど結婚7年目で浮気の虫が騒いだサラリーマンは、彼女のハートを射止めようとするが……。“暑い日は下着を冷蔵庫に入れるの”という粋なセリフもぴたりと決めるなど、チャーミングな魅力を放ったモンロー。ワイルダー作品としても会心の出来だ。