映画

ダメージ

名匠Ｌ・マル監督が英国のＪ・アイアンズとフランスのＪ・ビノシュという２大実力派スターを迎え、英国の下院議員の男性が繰り広げるスキャンダラスな不倫を描いた問題作。

女流作家J・ハートによる世界的ベストセラーになった小説を原作に、「死刑台のエレベーター（1957）」「さよなら子供たち」などで知られる、フランスの名匠マル監督が2大実力派スターをキャストに迎えつつ、鮮烈な映像美で濃密なエロスの世界に迫り、発表当時、大反響を呼んだ問題作。時に一糸まとわぬ姿で、アイアンズとビノシュは場所も選ばず、大胆なポーズで体を絡め合う。その大熱演は、思わず息をのむほどエロティックだ。共演のM・リチャードソンは、第46回の英国アカデミー賞で助演女優賞に輝いた。