映画

ジョルスン物語

史上初のトーキー（音声付き映画）「ジャズ・シンガー」（２７）に主演した、２０世紀初頭の米国の人気歌手アル・ジョルソンの半生を描いたサクセス伝記ストーリーの名作。

ジョルソンが少年時代から歌に才能を発揮し、後に「ジャズ・シンガー」で大成功を収めるまでを、公私にわたって多彩なエピソードで綴った伝記ドラマ。歌手ジョルソンの熱唱を再現した場面を全編に満載しており、ジョルソン本人の歌声に合わせ、独特だったその“ジョルソン・スタイル”を主演のL・パークスが徹底的に再現する好演。興行での大成功に加え、アカデミー賞で2部門を受賞。本作を受け、3年後の49年にはその後のジョルソンの人生を同じパークス主演で描いた続編「ジョルスン再び歌う」も作られた。