映画

トラック野郎　天下御免

１９７０年代の東映を代表するドル箱シリーズ第４作。菅原文太扮するトラック野郎・一番星桃次郎が、今回は山陽・四国を主な舞台に借金に苦しむマドンナを救おうと大奮戦。

東映往年の人気シリーズ「トラック野郎」第4作。山陽・四国へやって来た桃次郎は、マドンナを借金の苦境から救うため、男の意地をかけた走りに挑戦する。マドンナ役は由美かおるが務め、シリーズならではの笑いとペーソス、そして爆走場面の痛快さは健在だ。鈴木則文監督が遊び心を発揮した当シリーズでは、菅原文太が対決するライバルのニックネームをひと工夫。第1作はドラゴン、第2作はボルサリーノ2、この第4作では愛のコリーダなど製作当時のヒット映画をことごとくパロディにして爆笑を呼んだ。