映画

白と黒のナイフ

夫のいる女性が何者かにナイフで刺殺されるが、法廷では莫大な財産を相続できるようになった夫に疑いの目が向く。「氷の微笑」の脚本家が放った戦慄のリーガルサスペンス。

後に「氷の微笑」で当時史上最高額の脚本料300万ドルを受け取る脚本家J・エスターハスのシナリオを映画化。「氷の微笑」ではアイスピックを印象的に使ったエスターハスだが、本作ではナイフ刺殺事件を題材に、最後のどんでん返しまで楽しませる、興奮度満点のスリラーに仕上げた。犠牲者の陰のある夫に扮したJ・ブリッジス（「シービスケット」）も聡明な女性弁護士に扮した演技派G・クロース（TV「ダメージ」）もそろって好演。監督は「スター・ウォーズ　エピソード6／ジェダイの帰還」のR・マーカンド。