映画

マンハッタン

Ｗ・アレン主演・監督。Ｇ・ガーシュウィンの名曲「ラプソディ・イン・ブルー」にのせて描く、ＮＹが舞台の都会派ドラマ。アレン演じる主人公の中年男性と少女の恋は……。

NYに拠点を置いて活躍するアレンならではのNY賛歌。1970年代終盤に製作された現代劇ながら、あえてモノクロ映画にしたのが斬新で、公開当時大きな話題に。都会人アレンならではの群像劇を彩るのは、光と影を浮かび上がらせる摩天楼のシルエット。ため息が出るほどゴージャスで、目に焼きつくほど美しい。共演は「アニー・ホール」他でもアレンと名コンビぶりを見せたD・キートン、「マーガレット・サッチャー　鉄の女の涙」のM・ストリープら、米国映画界を代表する実力派女優たちの競演も大きな見ものだ。