映画

戦国自衛隊

自衛隊の一個小隊がタイムスリップし、戦国時代で武士たちを相手に大暴れ。半村良の奇想天外な原作小説を大スケールで映画化したアクション大作。千葉真一ら出演陣も充実。

劇中に登場する戦車1両を実際に製造するなど、当時、日本映画に旋風を呼んでいた角川映画ならではの勢いが貴重なアクション大作。半村の短編小説にあったオチは無くなったが、鎌田敏夫の脚本と斎藤光正監督の演出は、運命のいたずらによって翻弄される若者たちの青春群像として描いたのが斬新。若い観客のハートに訴える佳作に仕立てた。主演は、本作ではアクション監督も務め、壮絶なバトル場面をクリエイトした千葉。2005年、新たに福井晴敏が原作を書いた「戦国自衛隊1549」も作られ、賛否両論を呼んだ。