「バッド・キッズ 隠秘之罪」と同様に紫金陳（ズ・ジンチェン）の小説を原作とし、本国・中国で空前のサスペンスブームを巻き起こした「ロング・ナイト 沈黙的真相」を日本初放送する。「三つの時間軸を追うストーリーライン」「九つの写真の断片」「事件解決のために与えられた24日間の制限時間」「名前のない死体」が、時間と空間をまたいだ衝撃的な事件へと発展する内容に、中国版ツイッターWeiboをはじめネット上で話題となり、一気に口コミの輪が広がった。また、2020年に中国美術学院が発表した国内ドラマ優秀作トップ10に選出され、中国の配信プラットフォームiQIYI（アイチーイー）主催のドラマ・映画賞「スクリーム・ナイト」でも、中国ミステリー作品の中から1位を獲得した。
　捜査を指揮する名刑事イェン・リャンを演じるのは、第64回ベルリン国際映画祭で銀熊賞（男優賞）を受賞したリャオ・ファン。そして遺体で発見される検察官ジャン・ヤン役には中国本国版「シンデレラはオンライン中！」で主人公のライバル役を演じたバイ・ユーなど、注目の顔触れが集まった。

＜ストーリー＞
　将来を嘱望されていた検察官ジャン・ヤン（バイ・ユー）は、ある日スーツケースに詰められた遺体となり発見される。賄賂と使い込みの罪を着せられ、3年間を刑務所で過ごした過去を持つ彼の遺体が詰まったスーツケースを、運んでいたのは弁護士ジャン・チャオ（ニン・リー）だった。
　この奇妙な事件は注目を集め、「雪だるま連続殺人事件」を解決した名刑事、イェン・リャン（リャオ・ファン）が捜査責任者として呼ばれることに。取り調べ室でジャン・チャオと対決したイェン・リャンは、彼に死体を運搬した罪を認めさせる。しかし裁判当日、ジャン・チャオは自白を覆して「自分は殺していない、アリバイもある」と告白、法廷は息詰まる。果たしてこの検察官と弁護士はどういう関係だったのか、なぜ検察官は変わり果てた姿で発見されたのか。一見単純に見えた事件の背後には、巨大な秘密が隠されていた。