オリジナルドラマ

殺した夫が帰ってきました (全6話)

２０１３年に第１９回電撃小説大賞の大賞を受賞した「きじかくしの庭」でデビューし、その後多くの話題作を発表している新鋭作家、桜井美奈の同名小説を初ドラマ化。ＤＶ夫を殺した妻。やっと手に入れた平穏な日常を過ごす中、殺したはずの夫が突然目の前に現われて……。にわかには信じがたい出来事をきっかけに、主人公と“殺した夫”の過去の愛と罪が交錯する衝撃のサスペンスミステリー。
主人公・鈴倉茉菜（すずくらまな）を演じるのは、アイドルグループ・乃木坂４６を卒業後、俳優として途切れることなく話題作に出演し続ける山下美月。今回、ＷＯＷＯＷ連続ドラマ初出演にして初主演となる彼女が、夫を殺しその事実を隠しながら生きる女性というセンセーショナルな難役に挑む。そして、茉菜が“殺した夫”鈴倉和希（すずくらかずき）を演じるのは、今最も勢いに乗る若手実力派俳優・萩原利久。優しい笑顔の裏に何かを隠しているような、得体の知れない雰囲気をまとう“殺された夫”をどう演じるのか要注目。
２人の入魂の演技で描き出される、茉菜と“殺した夫”の過去に隠された痛くて切ない“愛”と“罪”。見る者の度肝を抜く衝撃的な展開にご期待を。

＜ストーリー＞
アパレル会社でデザイナーを志す茉菜（山下美月）は、入社して１年半、アシスタントとして真面目に努力を重ね、念願のデザイナーデビューも射程圏内に収めて希望に胸を躍らせる若手社員。しかしその裏で茉菜は、誰にも言えない秘密を抱えていた。日常的に暴力を振るうＤＶ夫の和希（萩原利久）をある出来事を機に殺害し、過去を隠して平穏な暮らしを手に入れていたのだ。そんな茉菜の目の前に突然、殺したはずの夫が記憶をなくした状態で現われる。困惑する茉菜だが、和希は２人の暮らしを一切覚えておらず、まるで別人のように柔和で思いやりのある人物になっていた。“殺した夫”はなぜ生きていたのか、そして本当に何も覚えていないのか？深まる疑惑の中、茉菜と和希の奇妙な共同生活がスタートすることになるが……。