映画

エミリア・ペレス

第９７回アカデミー賞で最多の計１３ノミネーションを獲得。異才Ｊ・オディアール監督が、性別適合手術で女性に変わる大物犯罪者を描いた、型破りなクライムミュージカル。

第97回アカデミー賞で12部門・計13ノミネーション（非英語圏の作品としては史上最多）を獲得し、助演女優賞（「アバター」シリーズのZ・サルダナに対する）と歌曲賞（「El　Mal」に対する）を受賞し、第77回カンヌ国際映画祭では審査員賞などに輝いた話題作。麻薬カルテルのボスが性別適合手術で女性として生まれ変わるというユニークな物語を、なんとミュージカル場面満載で描いたのが斬新。作品ごとに異なる題材を取り上げて自在に料理する、フランスの異才オディアール監督ならではの野心作である。