映画

ホワイトバード はじまりのワンダー

大ヒット作「ワンダー　君は太陽」に登場したいじめっ子、ジュリアンに焦点を当てたスピンオフ。ジュリアンを心配する祖母が、ナチス占領下のフランスでの体験を語り出す。

「ワンダー　君は太陽」のいじめっ子ジュリアンを掘り下げたスピンオフ小説を映画化。監督は「プーと大人になった僕」のM・フォースターが務め、ジュリアン役は前作と同じくB・ガイザー、パリに暮らす祖母役を「クィーン」のオスカー俳優H・ミレンが演じた。物語の大半は回想場面で、ユダヤ人の祖母が少女時代、ナチス占領下のフランスで体験したつらい過去と、一方でその時出会った人々の気高くも優しい行ないが綴られていく。ジュリアンが自身の名に込められた祖母の想いを理解するまでを描いた感動作となった。